私は貝になりたい
8月は、太平洋戦争に関する物語が多く放映されたりしますね。
夏の楽しい思い出だけでなく、亡くなられた方々への鎮魂への思いもなくさずにいたいものです。
一般的な作品の紹介はコチラ↓なのですが、
映画「私は貝になりたい」は、1958年にテレビドラマとして放送された作品を、1959年と2008年に映画化したものです。原作は、元陸軍中尉の加藤哲太郎の獄中手記「狂える戦犯死刑囚」の遺書部分です。主人公の清水豊松は、戦争中に上官の命令で捕虜を刺殺した理髪師で、終戦後にBC級戦犯として逮捕され、死刑を宣告されます。彼は処刑の日を待ちながら、「私は貝になりたい」という言葉を残します。
今はもう見れないだろう #中居正広 さんの出演
才能の片鱗を見せた #草なぎ剛さん
そして監督を現在ヒット間違いなしのドラマ
#VIVANT の原作、演出をしている #福澤 克雄さんが手掛けています。
#仲間由紀恵 さん扮する奥さんと世の中から駆け落ちするように流れ流れてやっと手に入れた幸せを戦争に取り上げられてしまった。戦地に出てもいないのにBC級戦犯にされ獄中へ…
牢に入ると元士官が温かく迎えてくれるのですが、
一日共にしただけで元士官は処刑されてしまいます。
静かに礼を但し去っていく草なぎさんの演技に見惚れてしまいました。
作品自体は重いテーマにもかかわらず、人間でいるのが嫌になって
「貝になりたい」
と言葉を残すのですが、
中居さんの生来の明るさがあったから、残され奥さんや子供たちのチカラ強さが悲劇の中にも、
希望はあるじゃないか
と思わせてもらいました。